耐震性能

安心できる家を届けたいから
品確法の「耐震等級3」を選ぶ

地震に強い家の指標として知られている「耐震等級3」。
実は、建築基準法と品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)、それぞれの法律が定めた算出方法があるのをご存じでしょうか。

つまり、「耐震等級3」は2種類あるのです。

建築基準法では、「壁量計算」「接合部の金物確認」の2項目をクリアできれば「耐震等級3」を取得できます。
一方、品確法では、さらに「横架材のチェック」「床倍率」「四分割法」「偏心率」の4つを加えた6項目をクリアしなければいけません。

このため、品確法の「耐震等級3」は、建築基準法より20パーセントほど地震に強いと言われています。

時間も手間もかかってしまいますが、私たち自身が納得して、安心できる家を提供したいと考え、全棟で品確法の「耐震等級3」を取得しています。

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耐震等級3はオーバースペック⁉

現在の耐震等級が制定されたのは1999年のこと。阪神淡路大震災を教訓に、同等の地震が起こっても壊れない建物を「耐震等級1」と定めました。

業界内では耐震等級1でも大丈夫なのではないかとの意見も多くありましたが、しかし、その考えが間違っていたと分かったのが、2016年に起きた熊本地震です。

熊本地震では、耐震等級1の家が何軒も倒壊した一方で、耐震等級3の家は壊れていません。

この地域は次の大きな地震が心配されるエリアだからこそ、安心して住める家を提供すべきだというのがカミヤの家が出した結論です。

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安心、安全のためにする6つの項目

■壁量計算

建築基準法に定められ、地震や風圧に必要な耐力壁が設けられているかを計算します。この計算で耐震等級の算定はできますが、構造計算とは呼べない初歩的なものです。

 ■接合部の金物確認

建築基準法に従い、筋交い、柱の柱頭・柱脚、軸組などの接合部が外れたり、抜けたりしないか確認。

■横架材のチェック

横架材は梁のこと。屋根の重さなど、建物の条件や梁の使用樹種に応じた横架材の断面寸法を算定し、梁のたわみや変型などを確認します。

■床倍率

十分な壁量が確保されていても、2階の床や屋根面がしっかり固定されていないと、地震や風圧で壊れてしまうケースも。大きな吹き抜けなどがある場合は、計算をしたうえで補強を行います。

■四分割法

耐力壁が必要量を満たしていても、バランスよく配置されていなければ建物の安全は確保されません。この計算により、耐力壁のバランスを確認。

■偏心率

地震への強さは、建物の重心が大きく影響します。建物の重心と剛心を調べ、平面的な偏りを抑えることで耐震力を担保。

各計算について、もっと詳しく知りたいという方は、相談会などでスタッフにお声がけください。

 

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