空気の通り道をつくり いつまでも変わらない住宅性能
私たちは、新築時の高い住宅性能を40年、50年経っても、いつまでも変わらず維持させることが大切だと考えています。 日本で家を建てる以上、木造でも鉄骨でも、湿気が一番の敵。カミヤの家では、壁の中に湿気をためない工夫を至るところにしています。
これは、外壁を貼る前の写真です。下地材の付け方を見ると、少しすき間があるのに気が付くと思います。これは余った木材を使ったり、材料を節約している訳ではありません。
太陽の熱で外壁が温められると、壁の中の空気は上に登っていきます。この空気の通り道を考慮し、わざとすき間を空けて取り付けています。
温まった空気は、外壁と屋根の接合部分で逃がすのが一般的ですが、カミヤの家では、さらに上の屋根の一番高いところから逃がしています。外壁と屋根の接合部分は、空気を押し出す形になるので、少し抜けが悪いんです。
一番高いところを出口にすることで引っ張る力が生まれ、空気が抜けやすくなり、湿気がたまりにくいうえ、熱もこもりません。よく屋根裏は暑いと言われますが、カミヤの家は室内とほとんど変わらず、見学会に来たお客さまが驚かれています。
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