ハウスメーカーと工務店
どちらがあなた向き?
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家のつくり方
ものづくりの過程を楽しみたい人なら工務店、
手早く決めたい人はハウスメーカーがお薦め
お客様に合わせて1戸ずつゼロからつくり上げていく工務店と、工場生産した部材を組み合わせていくハウスメーカー。大まかに言えば、両者にはこのような違いがあります。 工務店の家づくりは、まさに一品生産の世界です。構造や断熱など見えない部分のつくりに工務店ごとのこだわりはありますが、家のデザインや間取り、仕上げや設備の仕様に決まりはありません。土地条件やお客様の要望に合わせ、多彩な可能性を自由に追い求められるのが最大のメリットです。 工務店の家づくりは、担当者との共同作業とも言えます。家に対する望みを工務店に伝え、提案されたプランを検討して、自分たちの夢に近づけていきます。手間ひまをかけ、担当者とのやり取りを通して思いをふくらませていく。こうした方法は、家づくりそのものを楽しんでいきたい方にお薦めです。 一方、ハウスメーカーの家づくりの特徴は規格化にあります。使う部材の仕様をそろえ、間取りや外観デザインの基本パターンを用意するなどして、一定の性能と価格を確保します。規格化に伴う安定感はメリットとなりますが、半面、ちょっと変わった仕様や形を望んでも融通が利きにくいというデメリットもあります。 ハウスメーカーとの家づくりは、一定のバリエーションの中から間取りや仕様を選んでいく作業が中心になります。自由度が少ない分、手間はかからず、スケジュールもある程度定まっているので、長く考える時間はありません。定められたレールに沿って、できるだけ手早く家づくりを進めたい人に向いています。 |
神谷綜合建設の場合 |
時間をかけてじっくりと、思い描く家づくりを進めていただくこと。それが神谷綜合建設の信念です。自由設計の注文住宅という特性を生かし、1軒ずつお客様にふさわしい家を目指していく。ヒアリングから設計、施工まで、担当者がそれぞれ腰を据えて取り組んでいます。 |
技術力に違いはある?
きちんと計画すれば工法の差はなし、職人の腕が家の質を左右する側面も
耐震性や省エネルギーなど、家の性能に関する話題を耳にする機会が増えています。工務店とハウスメーカーでこうした技術力に違いはあるのでしょうか。気になるところです。
ハウスメーカーの場合、大手企業は研究開発や実験に対して多額の投資を行いながら、自社の工法を整えてきました。耐震や省エネなどの性能を数値で表示するのも得意です。
一方、地域の工務店には、研究開発に多大なコストをかけられる資本力はありません。ただし、例えば在来工法とも呼ばれる木造軸組工法では、長い経験を基にさまざまな検証を行い、技術的な蓄積がなされてきました。建築基準法や省エネルギー法など現在の法律に基づいて構造計算を行い、省エネに対応した仕様で施工すれば、必要な性能をしっかり確保できるのです。
工法は?
施工は?
もう1つ、見逃してはいけないのは施工現場の質です。いくら適切に設計し、良質な材料を用意しても、施工が適切でなければ高い性能と品質を備えた家は実現できません。実際に家づくりを行う大工など職人の腕と、現場を管理する監督の力が、完成した家の質を左右します。ハウスメーカーでも実際に施工するのは地域の契約工務店なので、その点、工務店とハウスメーカーに根本的な違いはありません。むしろ、個々の工務店が有する職人の質が、大きな差をもたらします。 |
神谷綜合建設の場合 |
神谷綜合建設ではすべての物件で建築基準法だけではなく、住宅品質確保促進法(品確法)による計算もして耐震等級3を確保しています。そして断熱面でも、東北、北陸地方に建てる住宅がクリアすべき省エネ性能(愛知県より2段階上)で標準施工。今日の住宅が求められる性能をしっかりと実現します。 そして何よりの特徴は、現場重視の姿勢です。腕の良い専属大工の協力の下、現場監督の社長が細部に目を光らせながら、質の高い施工の実現に注力しています。 |
会社の仕組み
地域密着の工務店は家づくりに特化し、
ブランド力のハウスメーカーは営業にも投資
工務店は地元密着型の会社なので、長い時間をかけてお客様や地域からの信頼を得ることを何よりも大切に考えています。会社の規模が小さく、モデルハウスやパンフレット、お客様へのプレゼンテーションなどに多額の資金をかけることはなかなかできません。その代わり、会社によっては見学会や以前のお客様宅へのご案内を通して、その会社の家づくりをご確認いただきます。営業費や事務所運営などの間接費が少ない分、家づくりのコストは低く抑えられます。
ハウスメーカーにとって家は商品です。商品の質を高める努力をしつつ、これを多く販売することがブランド力の向上につながります。そのため営業にも力を注ぎ、モデルハウスやパンフレットなどのプレゼンテーションに多くの投資を行います。その費用は家づくりのコストに反映されます。
コストは?
神谷綜合建設の場合 |
平成元年に社長の神谷善照が独立して以来、私たちは豊橋市を中心に東三河地方で活動してきました。これまでの実績棟数は800棟以上に上ります。少しずつ実績を積み上げながらも、1棟1棟丁寧につくり上げることを大切にし、地元に根差した工務店であり続けたいと願っています。