設計部 山田 の゛建もの探訪 ゛  【山田】


皆さんこんにちは、設計部の山田です。


連休が明けまして、1週間経過しました、お盆休みをしっかりいただきましたので、
気合をいれて業務に励んでいます。

今回は休み明けで、廻れていない現場もあり、現場報告はお休みさせて頂きます。
また次回からとさせていただきますのでご了承ください。

下記は、休暇中の我が家の行事なので、ご興味がありましたらご覧ください。


前回のダイアリーでも少し触れましたが、休みを利用して石川県の金沢方面へ、
一泊二日の家族旅行に行ってきました。

旅行の目的は海水浴ですが、私の目的は他にもあります。


目的の海水浴は、千里浜で泳ぐ事としました。

千里浜ドライブウェイ(波打ち際でのドライブが楽しめる道路)が有名だと思いますが、
我が家にとっては初めての海水浴場です。





近くにレストハウスもあり、駐車場ではサンドアートも見る事が出来ました。


朝早くから夕方まで海水浴を楽しみ、ホテルへ向かうのですが私以外の家族は車の中で爆睡です。
これはまさに計算通りです。


さてここから本当の目的である ゛建もの探訪 ゛です。


実は海水浴場を直前に変更したので、緻密な計算に狂いが発生し、予想外の事も起ります。
まったくノーマークの建物を発見してしまいました。


①かほく市立 河北台中学校 設計:五井建築設計研究所  竣工:2007年

ここは偶然前を通り過ぎ、急いでUターン。



建築雑誌等で見た事はありませんが、一見すると何処かの大学かと思うほど、
こんな中学校で学べる子供達が羨ましいですね。



木製手摺が普通に取付られています。手入れやメンテナンス等を考えると、
ステンレス手摺等付けてしまうところですが、このあたり行政の地域性が出るところではないでしょうか。
もともとこんな建築物を作るぐらいですから、公共施設に対する考え方が根本的に違うように感じます。


西田幾多郎記念哲学館 設計:安藤忠雄(安藤忠雄建築研究所) 竣工:2001年

本当の目的地①でしたが、開館時間に間に合いませんでした。
もともと展示物に一切興味がありませんでしたが、内部が見られないのが少し残念です。

  

外からしか見る事が出来ませんでしたが、外で撮影しいると職員の方がわざわざ避けてくれて、
撮影に協力して頂けました。



建物はRC+ガラス、さすが世界の安藤忠雄といったところでしょうか。
敷地の高低差が大きく、丘の上に建っていますので、下から見上げるとそれなりに迫力がありました。



以前見た事のある淡夢舞台のにどことなく似ていましたが、同じ設計者ですから良くある話でしょうか。


大野からくり記念館 設計:内井昭蔵(内井昭蔵建築設計事務所) 竣工:2010年

当然開館時間は過ぎています。
外部からしか見る事が出来ませんでしたが、人の気配が全くありませんでした。
通報されないか心配しましたが、悔いを残したくないのでギリギリまで入って行きました。



この建物は曲線で構成されているので、少しメルヘンチックな造りではありますが、
木軸組みの使い方や豪快さは、さすが内井昭蔵という感じを受けました。

  

愛知県近くでいうと高浜市にあります『やきものの里かわら美術館』の設計も内井昭蔵氏ですね。

外から見ただけでは、建物の魅力の半分しか解りませんが、
2002年公共建築賞/北陸地区優秀賞・1996年金沢都市美文化賞・1997年第18回石川県建築賞等など
沢山の建築の賞を受けた建物だそうです。う~んそうですか。


ここで、車で爆睡していた家族が目を覚まします。
ここまでほぼ計画通りです。


④の建物へ移動するのですが、ここでまたまた思わぬアクシデントが!!


発見してしまいました。



金沢海みらい図書館

自分の計画の甘さに後悔しました、なぜ見落としていたのか。
それはまだOPENしたばかりで、ネット検索に引っ掛からなかったからです。

遠くから見ても、目を引かれます。
目を覚ました家族に懇願し、近くまで見に行く事に。もちろん閉館していました。


実はどうしても諦めきれず、翌日再び見に来ちゃいました。

詳細は2日目でご紹介しますので、ここでは詳細を省きます。



金沢市民芸術村 設計:水野一郎+金沢計画研究所

ここの施設、実は以前見に来た事があります。
昔少年サッカーの遠征試合で金沢に来た事があり、仕事の関係で遅れて合流したのですが、
自分の車で来た事もあり、何処か建物を見たくて来た場所です。



その時に感じたこの施設の雰囲気を、家族にも体感させたかった事もあり、
夕暮れの時間を計算して家族を連れて観に行きました。

上手に文書に出来ませんが、流れている時間が緩やかな感じを受けるといったところです。
こういった施設を作る行政の考え方に共感が持てますし、
施設を必要とする県民(市民)性が素晴らしいと感じます。

子供たちが、何処まで何かを感じてくれたか今は解りませんが、
芝生の上を走り廻って笑っていましたので、それだけで良かったかなと思います。



金沢21世紀美術館 設計:妹島和世+西沢立衛/SANAA

ここまで家族を連れまわしてきましたので、さすがにホテルにチャックインしするですが、
その前に偶然(計算?)、美術館の前を通りかかり施設を車から見る事に。

何故か娘が観たがっています。家族会議を行い、次の日の朝一番で見に来る事に決定!!
本当に理解のある家族です。

実はホテルから徒歩で行ける距離にあり、我慢出来ない私はホテルにチェックイン後、
一人で見に行く事にしました。
その日は、ちょうどお祭りだったらしく、周辺道路がもの凄く混雑していました。
途中迷いそうになりながら何とか到着。

施設は夜遅くまで普通に空いています。
もちろん展示物エリアに入る事が出来ませんが、それでも充分!!

翌日解る事なのですが、昼間もの凄~く混雑しています。
連休中なので当り前かもしれませんが、美術館にこれだけの人が来る事を全く想定していなかったので、
夜一人で見に来て大正解でした。




この美術館はかなり有名ですので、ご存知の方も多いと思われます。

コンセプトは、開かれた美術館で(中略)子供達の成長と共に、
美術館も進化し成長する美術館だそうです。

少し大げさに聞こえるかもしれませんが、娘に聞いたところ、この旅行の中で一番楽しかったのが、
金沢21世紀美術館だそうで、夏休みの絵日記の題材となりました。
正直子供には早いだろうとと思っていましたが、コンセプトに納得です。



しいのき迎賓館 設計:矢橋賢吉/山下設計事務所

この施設は、石川県庁舎が金沢市鞍月への移転に伴い跡地利用が浮上した為、旧庁舎を活用。
金沢城公園側はガラス張り構造とし、金沢市役所側は庁舎をそのまま保存する形で開業した多目的施設です。

あまりに立派な建物で、一人で近寄るには少し抵抗を感じました。
まさに迎賓館といった感じで、ガラス張りの外から観ると、中にいる人たちがもの凄い富裕層に見えます。

建物周辺はもともと県庁なので綺麗に整備されており、夜もライトアップされて物凄く綺麗でした。


ここでホテルに帰り1日目が終了です。

かなりの施設を見る事が出来、大満足の1日目でした。

長くなってしまうので、2日目は次回ご紹介します。


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