゛建もの探訪~in福井 ゛【山田】


皆さんこんにちは、設計部の山田です。

お盆休みが終わり、今日からお仕事です。

現場も動き出したばかり、今回現場報告はありませんので、ご興味のない方はスルーしてください。

ここ数年、我が家ではお盆休みを利用し、福井①石川富山と北上してきましたが、
子供達も大きくなり、いつまで海水浴へ行けるか解らないので、原点に立ち返り家族で海水浴に出掛けてきました。

一日目、夜中に出発し朝には若狭湾へ到着です。
天気に恵まれ、晴天の中での海水浴、良い感じに日焼けしてきました。
ここ数日天候が良かったので透き通った海を期待しましたが、その日は以外と波が高く、
思っていたより澄んでいませんでしたが、そこは若狭湾水晶浜、大勢の人で賑わっていました。




海水浴を終え、ホテルへのチェックインまで少し時間がありましたので、次の目的地東尋坊へ。
福井県へは何度か来ていますが、東尋坊に行った事が無く初めてです。
断崖絶壁とはこの事か~と思わず乗り出してしまいましたが、廻りに柵も無くかなり怖い...
小さなお子さんにはかなり危険です、遠くから眺めている程度が良いですね。

我が家の子供達は、景色より近くにいた飼い猫に夢中、人懐っこくまったく警戒していないようで、
全然逃げません、近くのお店の看板猫みたいです。
とても重く我が家の猫とはおお違いでしたが、猫と触れ合いここでも癒されていました。

ここまで順調に家族旅行を遂行し、最後に一日目の本当の目的建物へ向かいます。
が少し時間が間に合いませんでした。


金津創作の森 設計:京都大学小林正美研究室 用途:アート体験型美術館 竣工:1999

金津創作の森は、約20ヘクタールを有する森の中に様々な芸術施設や体験施設があり、
様々なイベントを開催しているそうです。
到着した時間が遅く施設内は見学出来ませんでしたが、家族は車で待ってもらい、森の中を散策してきました。




閉館後という事もあり、人も疎ら、静まりかえった森が神秘的な雰囲気です。
かえって閉館後で正解だったかもしれません。
施設を体感出来ませんでしたが、美術活動の支援・育成をおこなっているアート体験型美術館だそうで、
こういった施設がある所に、その風土の豊さを感じますね。
また来て観たいと思わせてくれる施設でした。


一日目はここで終了です。

二日目はここからスタートです。


福井県立恐竜博物館 設計:黒川紀章 用途:博物館 竣工:2000

この施設は以前にもご紹介した事がありますが、今回2度目です。
以前は時間が少なく、ゆっくり観る事が出来ていませんでしたので、リベンジです。



前回この施設を訪れた時、息子はまだ小さく、動く恐竜に怖がっていましたが、少し大きくなった息子は、
いろいろな恐竜に興味心身で「かっこい~」を連発、こんな事でも子供達の成長を感じる事が出来ます。






建物の設計は黒川紀章氏、近くの建物では豊田スタジアムがあります。
この施設は、遠くからでも良い意味で目立ちます。

大きな卵のような楕円形状の外観、どうやって出来てるの?と思わせてくれ、気持ちが高ぶります。
博物館と用途から想像出来ない外観は、建築に興味が無い方でも同じような気持ちになるはずです。

内部は地下に潜って行く様な感じで、窓も無いのに閉鎖感が無く広々としています。

お盆休みでかなりの人混みだったと思いますが、施設内はそんな感じがしません。
自然と誘導される動線は、展示方法の工夫もあると思いますが、設計の工夫ではないでしょうか。

本来主役である恐竜の迫力を演出するのに、一役も二役も補っていると思います。
本当によく考えられた建物ですね。



ここで少し寄り道です、ゆめおーれ勝山

ゆめおーれ勝山は、昭和時代に活躍した織物関連の機械が動く様子を見る事が出来ます。
はたおり機を動かしたり、まゆから糸を取ったり、体験しながら織物産業の歴史やしくみが学べます。

我が家の子供達は、まゆ玉クラフト体験してきました。







続いてはこの施設です。

福井市美術館(アートラボふくい) 設計:黒川紀章 用途:美術館 竣工:1997

この施設は以前にもご紹介した事がありますが、今回2度目です。
以前は時間が遅く、施設内を観る事が出来ませんでしたので、こちらもリベンジです。





この建物も上記福井県立恐竜博物館同様に黒川紀章氏の設計です。
中に入ると、受付の周囲を廻るようにスロープがあり、グルっと廻って2階へ誘導されます。
外壁はガラス張りなのでとても明るく、白色を基調に構成された内観からも綺麗な美術館です。
美術館の用途という事もあり、展示作品を引き立たせている様に感じます。



福井県立図書館・文書館 設計:槇文彦 用途:図書館 完成年 :2002 年

設計は槇文彦氏、幕張メッセやテレビ朝日(六本木ヒルズ)の設計をした方です。

この施設は福井市美術館から近く、上記施設を観に行っている時も、家族はここで待ってくれてました。
中にはキッズ図書コーナーもあり、子供達も時間を持て余す事無く、楽しんでくれた様です。

広大な敷地に建つ建物で、周囲を歩いて廻ったのですが、結構大変な距離でした。







田園の中に建ち、周囲に大きな建物もないので、かなり遠くからでも目立ちます。
棟のように突起したテラコッタタイル部分が特徴的で、近くで見ると迫力があります。
建物は直線で構成された形状でラインが通っていながら、周囲の観賞池や芝生の広場と交差し、
図書館の静まり返った雰囲気を演出しているように感じました。


今回は何度か来た事のある福井県という事で、建もの探訪的には少し物足りない所もありましたが、
見る事が出来ていなかった所のリベンジをする事が出来たりして、結果満足する事が出来ました。
来年は、今まで行った事が無い所へ家族旅行(建もの探訪)へ出掛けて見たいと思っています。




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