歯欠け事件【大谷】

思い返せば20年前


同時　野球少年（童浦スポーツ少年団）　だった私は、


家の庭でよく、バッティングの練習
（ﾄｽﾊﾞｯﾃｨﾝｸﾞ）をしていました。



ある日、試合に負け悔しくて泣いていた夕暮れ時


「今日も家で練習だ！母ちゃん手伝ってくれ。」と　


母にﾎﾞｰﾙを投げてもらうことにしました。


しかし、ど～も　母の投げるﾎﾞｰﾙが低すぎたり、高すぎたりと
いわゆるストライクゾーンに全然入らず、、


さらに　私も空振りばっかり。


試合に負けたこともありイライラして　


「もういいわ、へたくそ！」　なんて言葉を口にし、


近くに転がっていたサッカーボールをバットで


思いっきり　叩きました。（スイカ割りのように）


すると


一瞬目の前が真っ暗になり、白い米粒のようなものが
ぴゅーん口から飛んでいくのが見えました。


なにが起こったかわからず


米粒を拾いにいくと　欠けた前歯でした。



たぶん　そのとき、「ちくしょー」とか口を大きく開けて叫んでいたのでしょう。


バットが　勢い良く跳ね返って前歯を直撃したのです。




小学生という敏感な時期、自分の姿が情けなくて

しばらくマスクをして学校にいったのを覚えています。



八つ当たりは自分に跳ね返ってくる　

ということを学んだ一日でした。



月日は経ち、30歳になった今

そんな前歯を　治しました。


20年間の歯欠け人生よ　　さようなら・・・。






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