照明計画 【中川】
2009/11/14(土)
営業部 中川の日記
こんにちは、神谷綜合建設の中川です。
今日は朝から大変な雨と風でした。
自宅を出る頃はそうでもなかったのですが、
段々と雨脚が強くなり、会社へ到着した頃にはどしゃ降り状態。
普段から雨は気にならないと豪語している僕ではありますが、
さすがに今朝の降り方はちょっと車を降りるのに躊躇してしまいました。
でも、午後からは綺麗に雲も流れて、快晴となりましたね。
今日は我が家の子供達、お友達の家で「クリスマスの飾り付けパーティー」
なるものを行っている様です。天気が回復して何よりでした。
今日は僕も、住まいについて書きたいと思います。
住まいと言うのは、様々な要素が絡まり合いひとつの空間がつくり上げられて行きます。
床、壁の材質、それらの色目。そしてタイトルに上げました照明計画もその一つです。
提案する側としては、後から“足りなくなってしまう”のがとても怖いので、
ついつい、ここも欲しいかな、なんて思って、“つけておく”事があったりします。
最近読んだ雑誌の中で、照明デザイナーの東海林弘靖さん
と言う方のインタビューがあったのですが、その記事の中で
「暗さを提案するのが照明デザイナーの仕事」
と彼は話していました。
「うちの事務所でいざこざがないのは明るすぎない照明の影響が大きいんですよ」
とも。
その言葉を聞いて思わず、「そう言う表現があったか」とうなってしまいまいた。
暗さを提案する。なかなか勇気のいる事ですが、
雰囲気をつくる為にはとても大切な事だと思いますね。
もちろん、全てをそうする訳ではなくて、用途をしっかりと分け、
明るくする所は明るくする必要はあるかと思います。
でも暗さで雰囲気を演出すると言うのも、ひとつの手段ですよね。
今、ご計画をさせて頂いている中で、リビングに掃き出し窓がないお住まいが2軒あります。
リビングの南面に掃き出し窓が無い。なかなか既成の概念では思いつかない発想ですよね。
家具や家電製品のレイアウトも考えての提案ではありますが、その中で、
明るすぎないリビングにしたいと言うコンセプトも掲げ、計画して参りました。
図面もまとまってきて、これがまた良い感じになりそうなんです。
東海林氏曰く、サハラ砂漠で眺めた満月の明かりを見て、
明るさに関する境地を見い出したとか。
満月の照度は約0.2ルクス。100wの電球を20mの高さからつるしたのと同じだそうです。
光度と照度の違いがあるので、単純に比較する事は出来ませんが、
確かに、雲ひとつない満月に照らされる夜は、心地よい雰囲気が漂っていますよね。
ご計画中の2軒。これまでにはない雰囲気が出せそうです。
どんな仕上がりになるのか、完成が楽しみですね。
中川
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